禅日記36 一円相

一円相

 

完全なる円 そこには欠けも余計なものもない

完全なる悟りをあらわすもの

 

禅僧が紙に一筆で描くらしいが(そんな光景は見たことがない)

完全な円も 同じ円も 描こうとしてもそう簡単に描けるものではないらしい

 

試しに描いてみたが 確かに真円をきれいに描くのは難しい

真円を描けることと悟りの境地に達する因果関係はよくわからない

 

高校の数学教師で 黒板に円を描くのが物凄く上手な先生がいた

ただその先生は 人格的に尊敬できる人ではなかった

真円が描けるからと言って 悟りを開けるわけではないだろう

 

しかしながら この「一円相」という言葉から学べることは

目指すべき「完全なるモノ、コト」というものが人それぞれにあったとして

・それに向けて日々努力することはもちろん大事

・完全では無いがそれっぽい円は描けるは描けるのは確かなこと

・逆に本当の完全なんてものはあるのか?ってなる そんなものはない

・つまり目指している「完全なるモノ、コト」なんてあって無いようなものだ

 

サラリーマン禅僧ことマルオとしては

「完全なるマネージャー」になりたいと思っている

・マネージメント・組織論を勉強して実際にチームを運営する

・なんか上手く行くこともある

・自分的にはマネージメントできてるつもりでも 

 周りからはそう評価されないこともある

・結局 完全なマネージメントってなんだ?と悩む

・でも多分 そんなものはないんだ という境地になる

・だから諦めてマネージメントしないのではなく その道を探求するのだ

 

さ、丸い円を描く練習しよ!

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