禅日記 15 「お寺に行ってきた②」

ついに私 お寺の坐禅会にデビューしました!(拍手!)

 

先回のレポートでは坐禅を始めるまでの所作について書きましたが

今回はいよいよ「坐禅」が始まります

 

まず和尚さんから言われるのは

胡座の組み方です

結跏趺坐でも半跏趺坐でもいいと言われます(本の通りだ)

次に姿勢について

体を左右に揺らし安定する位置を探して座ります(本の通りだ)

背筋を伸ばして顎を引き顔は正面 目線は1m先の床(これも本の通りだ)

最後に呼吸について

おなかを膨らませて息を吸い ゆっくり吐き出す(これまた本の通りだ)

 

この辺は3か月近い自主修行のおかげでばっちりです

 

そしてしばらく沈黙が続くのですが

「よし いつものように『無』になろう」と思って瞑想しますが

いつもと感じが違う のです

なにせ集中できない

 

和尚の足音が後ろで聞こえ 「木の棒で叩かれるヤツか?」とか思ったり

周りの人が座り方を注意されている内容が気になったり

「ここでおならをしたら どうなるだろう?」など不謹慎な想像が止まらなくなったり

 

「普段と違う 周りに人がいる環境 というのがこれほど心に影響するのか」

と新たな発見をしました

 

次に和尚の足音が少し遠ざかり 「どこへ行くつもりだ?」と気が散っていると

ゴーン と鐘の音がいきなりなって 体がビックっと反応してしまいました

続いて ドン ドン ドン ドン 太鼓の音が鳴りました 

「なんなんだこれはいきなり?」

特に本には書いてなかったと思います ここのお寺の独自の儀式でしょうか

 

鐘が1回に太鼓が5回のパターンの繰り返し

そして一つ一つのビートが2秒に1回くらいのゆっくしたテンポです

「これはもしや 呼吸のリズムを教えているのか?」 と考えました

鐘1回の時(2秒くらい)に息を吸い

太鼓5回のあいだ(10秒くらい)で息を吐く

息ピッタリだ 多分正しい呼吸のしかたへ誘導しているのでしょう

 

しばらくこれが続いてから また和尚が戻ってきて

後ろをウロウロ歩き始めました

 

いよいよ あの木の棒で 僕らを叩きまくる時間がきました(勝手な期待)

 

つづく