禅日記 9 「左手は添えるだけ」

「左手は添えるだけ」

 

これは漫画「スラムダンク」の名言ですが

座禅の名言でもあります

 

バスケでは ジャンプシュートの極意として

老若男女に知れ渡っていますよね

 

座禅では 独学で始めたシロート修行僧のあいだで流行っています

 

座禅をくむとき 「手はどっちが上か?」 ということです

 

私は初め あぐらの組み方 猫背を伸ばす姿勢 にばかり意識がいき

手の組み方など全然気にしていませんでした

 

気づくと 自然と右手が上になっていました

 

あとあと本を調べると 右手は下 

左手はその上に そっと添えるだけ とあるではありませんか!

 

始めは違和感がありました

「なんかしっくりこない」

「無理している感じがする」

「手に意識がいってしまう」

「こんなんじゃ『無』になれないじゃん!」

なんてセリフが頭に浮かんできます

 

でも同時に

「確か桜木も初めはその姿勢が不自然だった」

「繰り返し練習することで慣れる」

「体の動きからすると それが一番ボールに力を伝えやすい」

なんてことを思い出し

「これが座禅の本来の姿だ!」

「この姿勢を続けると これに慣れるはずだ!」

と信心深く続けました

 

すると数回たったところで なんの違和感もなく

左手を上にして組むことができるようになったではありませんか!

 

「これは凄い!」

「禅はなんて奥深いんだ!」

「きっと左手を上にすることの意味(真理)があるに違いない!」

と思い ちゃんと調べてみることにしました

 

 

そしてその真理とは!(以下参照)

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ただ、宗派によって違いがあるだけです。
曹洞宗臨済宗は左手が上
真言宗天台宗は右手が上
それから臨済宗では結手印という印が主流になっています。

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なにーぃ!?

宗派の違いだとー!

たったそれだけぇ?

(がっかり、、、、)

 

しかし 大事な教訓を得ましたよ

「人間 続けると 慣れる」

 

チャンチャン

 

つづく