禅日記 6 「考えない と考える」
1 背中と足の痛みの克服
2 「無」になる
これが当面の課題であります ハイ!
ところで
いつ座禅をすればいいのか? (今でしょ!(古い)) 問題があります
小さい子供がいる家庭だと なかなか落ち着いて座禅もできません
やはり
子供が寝静まった 朝か夜がいい(凄くいい) ということになります
その日も 夜 寝室(妻子とは別の部屋をゲット!)で一人 座禅をしていました
「相変わらず背中痛くなるし 進歩してんのか?」
「おっと 考えちゃいけねぇ 無にならないと」
「おっと 『無にならないと』 って考えちゃった」
いつものどうどう巡りが始まっちゃってます
ふとその時 なにやらドアが開く気配を感じました
夜更かしキングの4歳の娘が入ってきたんですね
冷たい布団を求めて そーっと入ってきたんですねぇ (かわいいですねぇ)
これはまずい 気が乱れる と思った矢先
やはり 聞いてきました
『なにやってるの?』
これはどう対応すべきか?
当然 「無」を貫くべし ⇒ 無視だな
そんなことはできない 答えるまで聞いてくるし
きっと膝に乗っかってくるし (願望含む)
でもこの迷い自体が雑念ではないか!
そして近づいてきて ジロジロ不思議そうに見ている
あー 我慢できない
「座禅だよ~」
『なに? ざぜんって?』
「なにも考えないことだよ」 (座禅の姿勢はキープしたまま)
娘はベットに登ってみたり
ちょこちょこ周りを歩いてみたりしながら 不思議そうにしています
しばらくして こう言いました
『なにも考えないように考えているの? へーいいね』
なに? 今なんと言った?
「なにも考えないように考えているの?」だと?
「へーいいね」だと?
この4歳児はブッタか?
そして私が雑念にとらわれ 余計なことを考えていることに 気づいているのか?
驚きと可愛さのあまり
座禅を止めてギュッとしてしまいましたとさ
つづく