禅日記37 後悔先に立たず

終わったことはクヨクヨ後悔しても仕方がない

そんなことなら事前にちゃんと準備しましょう

っていう諺です

 

英語では

It is no use crying over spilt milk.

と言います

 

「フルキット」というCCPMの考え方があります

戦場へ向かう軍隊は武器や装備の準備を万全に整え

最後の最後まで確認、万が一を想定した対策まで準備したうえで

初めて出動の命令を出せるのです

 

CCPMとは

 クリティカルチェーン・プロジェクトマネジメント

 「なんとか」っていう理論に基づいて開発されたプロジェクト管理手法 

 

プロジェクトを実行する場合も

計画や準備をしっかりすることで失敗を防ぎ

やり直しや後戻りを少なくして結果的に早く達成できると言われています

 

 

 禅はもっとすごいです

過去に囚われないのはもちろん

未来の心配も不要であり「今だけ」を考えて生きると言っています

 

これをプロジェクト管理に適用すると大変なことになります

リスクマネジメントしなくていいとっているようなものです

流石にできることなら計画はしっかり立てましょう

 

ただ

最近はどんどん技術が新しくなり

(又は新しい技術を使わざるを得ない、若しくは新しく技術革新をしなければならない)

予想できないことも多く、計画も立てられないことも多々あります

なので想定外の不具合や問題が起きることも少なくありません

そんな時はやはり「今この状況を素早く解決すること」が大事になるわけですが

意外と人々は

「計画が悪かった、誰々が悪かった」

「同じ失敗をしないためには仕組みを変えなくてはいけない」

などと言って、目の前の事態を後回しに正論で自己を守りたがるものです

 

やはりここでは「禅の思想」が生きてきます

過去でもなく未来でもなく「今」をなんとかしましょう